過払い金返還請求を知る

9月決済の先物の8月末における値段は2000円ですから、もし今(8月末に)9月決済の先物を売っており、9月にコメを実際に配達すれば10キロにつき2000円が貰えるということになります。 この例では、実際のコメの値段は.9月末には1、200円まで下がったことになっていますので、コメを生産しているあなたは先物で2000円の売りを建てていたおかげで、10キロにつき800円の損をせずにすんだということになります。

このように、先物を売ってこれから収穫されるコメの値下がりを防ぐ先物の使い方を、「ヘッジ」といいます。 このように穀物の先物は、実際に穀物の生産に携わっている人達によく利用されているわけですが、同時に金融関係の人達もよく参考にしています。
なぜならば、穀物の値段は通常物価に大きく響いてきますので、金利を見ている人達も穀物の先物の値段には注意を払わざるを得ないわけです。 穀物のみならず、例えば1980年代の初めは、2回のオイルショックを経験し、インフレの指標として、石油の先物が金利に与える影響が非常に大きかったことから、債券の取引をしている人達は、毎日石油の先物取引を一喜一憂しながら見ていたものです。
さて、いままでは割とわかりやすい、物の先物でしたが、これからは金融先物を説明しましょう。 日本の金融先物の代表は、国債の先物と日経平均株価指数(通常、日経平均、または日経ダウなどと呼ばれることもある)の先物ですが、ここでは日経平均株価指数の先物を使って説明します。
日経平均株価指数の先物というと、いままでのコメと比べてわかりにくいと思いますが、日経平均株価指数という株式相場の動きを表す指数があり、その指数の先物が日経平均株価指数先物だということです。 もう少し説明しますと、日経平均株価指数は225銘柄の株価を使って株式相場を指数化したもので、株式相場全体の指標となるものです。
このように、完全ではありませんが、日経平均株価指数は株式相場全体を表すように設計されていますので、この先物を使って保有する株式の値下がりをヘッジすることが可能になるわけです。 また、この保有する株式全体を指して、ポートフォリオと呼びます。
なお、ヘッジに際し、いままではコメの先物を10キロ売るとか買うとか考えましたが、ここでは日経平均株価指数先物を5億円分または10億円分売ったり買ったりするというように考えます。

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